好きなことを「する」だけが仕事じゃない。

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 こんにちは。秘境をめぐる治療家の中村ひろきです!

 

いつだったか「ユダヤ人大富豪の教え」の著者である本田健さんの本を読んでいた時、夢中で取ったメモを忘れないようにツイートをしました。

 

特にぼくらのような頑固な職人って、それを「する」ことしか頭にないんですよね。

治療家は治療を「する」

料理人は料理を「する」

パン屋はパンを「つくる」

でも、少し視野を広げてみると、その周囲にはいろんな形の仕事があります。

もしかすると、「する」よりも、ブログで発信したり、講座を開いたりする方がずっと得意なことかもしれません。

今回の記事で、給料以外の複業を作りたい専門職の方が、目の前の視野が広がるキッカケになれば幸いです。

 

学校では「する」ことしか教えない

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この国で何かの職人になりたければ、多くの場合で専門学校に入学することになります。ぼくも地元名古屋の鍼灸学校で高卒後3年間みっちり学びました。

しかし、ここでどんな授業をするかというと、

・2人1組を作って交代で鍼を打ち合いましょう。

・1分間に直径5ミリの円錐形の灸を7個作りましょう。

・病院研修へ行って患者さんにマッサージしましょう。

 

そう。3年間で学ぶことは治療を「する」ことだけです。

治療院のカッコいいホームページを作ったり、最新の電気治療器を開発したりする授業は当然ながらありません。

そして、卒業した暁には「治療をすることしか脳がない」治療家が大量生産されるというわけ。この傾向は、おそらく療法士や柔道整復師、調理師の学校でも大差ないでしょう。

 

この教育を受けたおかげで、治療家は、治療を「する」ことから抜け出せないどころか、治療を「する」以外の仕事に走った同業者を「邪道だ/逃げた」と見下す風潮すらあります。

 

プロ級のWeb知識をもった同級生が開業した

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数年前になりますが、ぼくの同級生が鍼灸院を開業しました。

真面目で成績も良く、おまけにWeb知識が豊富で院のホームページは超オシャレ。

同級生一同は誰もが「あの人なら間違いなく繁盛する!」と確信していました。

一度ぼくも治療を受けに行きましたが、それ以降自宅に月1回ニュースペーパーが届く気合の入りよう。Web使いこなしてんなぁと感心しました。

 

結局、その治療院は2年程度で辞めてしまいました。

当時のホームページなどのクオリティから察するに、きっと治療を「する」ことよりも、Web発信をしているほうがずっと楽しかったのでしょう。

このWeb知識の秀でた同級生が、治療を「する」のではなく、セラピスト向けのホームページ作成を仕事にしていたら、開業費用の数百万は散財せずに済んだかもしれません。

 

このように、本業を「する」以外の形で才能が開花する人は、世の中にたくさんいるに違いありません。それなのに、みんな「する」に殺到してしまうのは実にもったいない。

かくいうぼくも、実際に治療を「する」よりも、スタバで健康に関することをブログで発信してたほうがよっぽど得意かつ好きという有様です(笑)

 

Webスキルを複業にするハナシはこちらにまとめました。

参考記事:時間と場所に縛られない生活に必須のスキルを爆速1ヶ月で身につける方法

 

さぁ、あなたは心から本業を「する」ことが一番好きだと言えるでしょうか?

 

やりたいこと=職業名とは限らない

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「大きくなったら何になりたいの?」

子供のときから繰り返しこう質問された影響からか、その答えは「職業名」になりがちです。

・大きくなったらパン屋さんになりたい!

・大きくなったら警察官になりたい!

・大きくなったら医者になりたい!

などなど。

 

でも、パンを「つくる」ことだけがパン屋の仕事ではありません。

 

パン屋を食べ歩いてブログ発信することも、

パンの作り方を動画で解説することも、

パン屋をプロデュースすることも、

パン作りの調理器具を開発することも、

パン屋と雑貨屋をマッチングさせることも、

 どれもパン屋の仕事として成り立つ可能性があります。

 

そして、パン屋をプロデュースして才能が開花した人は、カフェや居酒屋をプロデュースしても成功するかもしれません。

ぼくの大好きな本「ワン・シング」に、「良い答えは良い質問から生まれる」という一説がありましたが、まさにその通りで、幼少期に「何になりたいの?」ではなく「どんなことがしたいの?」と聞かれていたら、もっと自分の「好き」に近い仕事に出会えた人はたくさんいるかもしれません。

 

すべての人間は中途半端である

とかく職人さんは頑固で「0か100か」の極論に終始しがちなのですが、ニンゲンってそんなに単純じゃないんですよね。

ぼくの治療家という仕事に対する取り組みも、「治療するのも嫌いじゃないけど、文章だって書いていたい。たまには人前で話す機会もほしい。」という、誠に中途半端なカンジです。

「給料以外の複業を作りたい」と悩んでいる人は、本業を「する」ことの周りにあるいろいろな形を見渡しながら、自分がどんなことをするのが得意なのか柔軟に検討すべき。

すべての人間は中途半端であるという前提で、自分の「好き」を忠実に追っかけてみてると、思わぬ形で新しい仕事が舞い込んでくるかもしれませんね。

そいではまたー!

 

「好き×仕事」に関する記事はこちらです。

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