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【真庭市】20代の若者にとって地方移住が完全にボーナスステージな件

秘境出張 これからの働き方

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こんにちは。秘境をめぐる治療家、中村ひろきです!

1日20人出張施術の依頼を受けて、岡山県真庭市へ行ってきました。

ぼくは今まで「岡山=桃太郎」くらいの予備知識しかありませんでした。

むしろ、岡山出張を終えた今も「岡山=桃太郎と地酒」くらいの知識しかありません。

でも、今回地元の方々と接することで、強く確信したことがあります。

それは、高齢化が進む地方では、20代の若者が「ただそこにいるだけで」ヒーローになれるということ。

今回は、そんな可能性を感じずにはいられなかった岡山の秘境からのレポートです。

※過去の秘境出張記事はコチラです。

 

岡山県真庭市ってどんなところ?

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真庭市(まにわし)

・岡山県ながら、ほぼ鳥取県。

・名古屋の自宅から片道6時間を要する。

・1981年に-20℃を記録した豪雪地帯。

 出発当日は、日本列島の9割のエリアで大雪が直撃した日でした。

そのおかげもあって、実に悠久な時間を経て現地に到着しました。 

 

名古屋駅ではエビスBARで一杯やって優雅なモンでしたが、

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現地に近づくにつれて、平成から昭和へと時代が逆行し、

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到着した現場に至っては、明治初期に建てられた古民家でした。

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こちらのまにワッショイ古民館は地域の交流スペースとして使われており、移住希望者の宿泊施設もなるんだとか。

片道6時間半かけて来た分、出迎えてくれた方々の優しさが心に染みました。

 

ギークハウス真庭の人々

今回依頼をくださったのは、ブログ仲間のヒラノさん(下の写真右)。

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ひょんなキッカケで長年住んだ関東圏を離れ、真庭のシェアハウスに突如移住を決めたそう。

ギークハウス真庭というシェアハウスには、ヒラノさんの他に20代の若者が二人住んでいました。

築91年の古民家をそのまま利用した風情MAXの建物は、レトロ好きなぼくの心をわしづかみに。

現在満室とのことですが、もし岡山移住に興味があったら、ぜひお問い合わせください。

超あったかいオーナーさんと三人の住人たちが、メッチャあったかく出迎えてくれるに違いありません。

 

地方に移住してアニメ鑑賞?

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さて、ここからが今日の本題です。

ぼくが到着してすぐに驚いたことが二つあります。

まず一つ目。

シェアハウスで暮らす三人の住人が「決してクラスで目立つタイプではななかった」ということ。

それどころか、教室の一番後ろの隅っこの机で、カーテンに隠れながら会話してそうなタイプ(笑)

こっそりシェアハウスの個室をのぞかせてもらうと、机上はパソコン4台装備の万全体制。アニメを観ながらPC作業をするのが大好物とのこと。

「あれ?地方移住する子って、こんなタイプだっけ?」

ぼくの中で違和感が駆け巡りました。

 

二つ目。

到着した夜に連れてってもらった居酒屋で、その若者たちが現地の大人達にとても歓迎され、重宝がられていたこと。

これはなかなか衝撃でした。

(会話の内容は美味しい地酒にまみれてほぼ忘れましたが)

「あれ?移住ってこんな感じだっけ?」

あまりにも自分が9年前に沖縄へ移住したと状況が違うので、その当時のことを思い返してみました。

 

移住「する/される」必要がなかった。

ぼくが沖縄に移住した9年前。

そもそも移住した理由が「寒いの苦手だから」というナメた理由でしたが、周りからのアウェイな目はなかなかのモノでした。

名古屋の知人からも、沖縄の現地人からも、まず向けられるのは「ナゼ移住したの?」という疑問の目。

その対応が当たり前だと思っていた当時のぼくは、現地でヨソモノとして見られることはとっくに想定内でした。

当時は、なによりも先に、地元民に認められる圧倒的なコミュ力が必要だったんだよなぁ。

なにしろ、生活に困らない名古屋を離れるべき必要なんてどこにもなかった。

そして、移住される側からしても、別に来てくれなくてもよかったワケです。

これが9年前の地方移住のスタンダードでした。

「地方移住」なんて、趣味の世界だった。

せいぜい「してもいい」という程度。単なる『may』だったわけです。

 

地方移住は『may』から『must』へ

しかしですよ。

この真庭のシェアハウスの住人たちと出会って、完全に時代の流れを感じました。

地方移住は、『may』から『must』になりつつあるなぁと。

そう。大都会に集結するごく一部の富豪やエリートを除いて、これからもっと地方移住(または都会と地方の二重生活)は“フツーのこと”になります。

それはなぜか。

「高齢化」と「テクノロジーの進化」が、無視できないスピードで現実世界に直面するから。

つまり、「高齢化によって地域文化の伝承や経済基盤が危うい地方」が、「テクノロジーの発達にあやかった発信力のある若者」を渇望しているというわけ。

ここで需要と供給がガッツリ噛み合ってるんですね。

教室の隅っこでカーテンの向こうで会話をしてた子達が、ついにカーテンを開けて教室を飛び出したのは、そんな危険を嗅覚で感じ取ったに違いありません。

その証拠に、シェアハウスの住人全員に移住理由を尋ねると、全員「よーわからん理由」だったんですよ(笑)

言葉で説明できないけど、本能レベルで気づいてんだな。

そのことに他人より「ちょっと」早く気付いただけで、移住先の大人達に重宝される。

若者がいない地方に行くだけ。「ただそこにいるだけで」ヒーロー扱い。

ここでは、地元民のバックアップを受けながら、どんどんプロジェクトを立ち上げて、先陣を切ってやらせてもらえるのでしょう。

これをボーナスステージと呼ばずに、なんと呼ぶのでしょうか?

なんせ行動しなければ、大都会のスラム街か、廃墟と化した田舎で死あるのみです。

そんな生死を分ける戦いの序章を垣間見た2日間でした。

 

引き続き、集落や離島へ出張します。

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日本全国の地方が直面している事態を目の当たりにできた岡山出張は、ぼくにとってもすごく大きな学びでした。

ホントに、軽いフットワークで動き出したもん勝ちだなぁ。先手必勝。

というわけで、滞在時間と移動時間が同じくらいだった岡山県真庭市への出張治療はあっという間に終わり。

片道1時間以上かけてたどりついた湯原温泉は、筋肉がとろけるほどいい湯でした。

今回知り合えたシェアハウスの子達がどう地域と関わっていくのか、メッチャ楽しみだなぁ。

中村ひろきは、今後も引き続き集落や離島などの秘境へ出張します。

寝床とご飯さえ提供していただければ、1日20人まで交通費や治療費はいただきません。

次はどんな秘境に呼ばれるのかワクワクしていますー!

※過去の秘境出張記事はコチラです。